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偶然とは思えない、渡瀬恒彦さんのお別れの挨拶

渡瀬恒彦さん最後の出演作、
「そして誰もいなくなった」を見ました。
そして誰も 3

最も好きな俳優:渡瀬恒彦さんと、顔も見たくない俳優:津川雅彦さんを含め、
豪華配役陣でしたので、最後は脇役で終わるのかと思っていました。
アガサ・クリスティーの原作を読んだのは50年も前だし、大幅な脚色があるようなので、
殺人犯が誰かなど想像もできません。

願わくば、津川氏が犯人で主役にならないことを願いながら見ておりました。
すると、渡瀬恒彦さんが殺人犯であったことに驚き、この豪華配役陣の中で、
渡瀬さんが堂々たる主役であったことに思わず感激をしました。
やっぱり渡瀬恒彦は、私にとって現存の最高の映画俳優でした。

そして、ラストのこの一人芝居。
渡瀬 そして誰も 2

これは偶然などではありません。
プロデューサーが渡瀬さんの病状を知って遺作として企画したのか、
それとも、渡瀬さんの功績に対して神様が与えてくれた奇跡なのか、
私は胸一杯で最後のシーンに釘づけになりました。
渡瀬恒彦さん、ありがとうございました。

ただ、渡瀬さんがはにかみながら、
「俺の最後の役が、元判事なんかでいいのかな。」
そう言っているような気もします。






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渡瀬恒彦さんを失った

ここ数日「森友学園疑惑」に目が離せませんが、
映画界にとって悲しい報が、突然入ってきました。
現存の男優の中で一番好きな、渡瀬恒彦さんが亡くなりました。

渡瀬 2

兄の渡哲也さんの映画界の重鎮扱いと違い、少し軽い扱いをされていましたが、
私にとっては、無頼の男を感じさせながら、はにかんだ笑顔が優しさも表す、
最も魅力的な存在感のある俳優でした。
非常に多くの作品に出演していますが、
私は極道ものだとか、オールスター大作は見ていません。
私の中で一番印象に残っているこれです。

セーラー服
渡瀬 1

そして、これです。

渡瀬 寅さん
渡瀬 3

渡瀬さんが醸し出すヤクザや流れ者の悲哀、演技以前の存在感に魅了されました。
特に「男はつらいよ」では、渥美清vs渡瀬恒彦という、
憧れの俳優同士の夢の共演が実現され、
恋敵である寅さんとの流れ者同士の会話シーンは、
名シーンとして今でも私の心に強く焼き付いています。

続く、この野村芳太郎の名作映画では、
大竹しのぶさんとのカラッとしたラストシーンが非常に印象的でした。

事件

こんな名優がTVの2時間サスペンスに出ているのが耐えられなくて、
十津川警部シリーズなどテレビのドラマは一切見ていません。
ホンモノのヤクザから、「最もヤクザらしい俳優」と言われ、
大原麗子さんと結婚するなどモテモテ男で、
芸能界で一番ケンカの強い男と恐れられた、
映画俳優 渡瀬恒彦。
今の時代にはなかなか見つからない骨太の男が、
また1人去って行きました。

合掌



米朝さんに会いに行ってきました

このポスターに惹かれて桂米朝さんに会いに行ってきました。

米朝ポスター

米朝さんは中国満州生まれで兵庫県姫路市育ちです。
この特別展は、縁の姫路にある兵庫県立歴史博物館で開かれました。
国宝姫路城の横を通って、

姫路城 2017 3

しばらく先に、歴史博物館があります。

姫路博物館 1

この2階が特別展の会場です。
そして、ここから先は、残念ながら撮影禁止です。

姫路博物館

天才にして好奇心が強くて努力家。
芸人と学者と教育者の3つの道を究めた達人。
戦後の芸能の世界に大きな足跡を残した米朝さんの、
80余年の人生物語は見るものを飽きさせません。
中学生時代にラジオ放送を録音し、
何度も何度も「地獄八景亡者の戯(たわむれ)」を聞いていた時代を思い出しながら、
米朝さんの世界でゆっくりさせてもらいました。

やっぱり私は、江戸落語より上方落語。
桂枝雀さん、桂春団治さんの落語が大好きです。
そして、桂米朝さんの落語がやっぱり一番です。
演目に登場する旦那の、優しい笑顔が忘れられません。




原発避難の小学生への「150万円おごれ!」はイジメどころではない

去年起きた事件です。
原発事故で横浜市に自主避難してきた男子生徒が、転校してきた小学校でいじめを受けていました。
同校の小学生に、遊ぶ金としておよそ150万円を払わされていたという事件でした。

これについて、1月20日横浜市教育委員会の岡田優子教育長は、
市議会のこども青少年・教育委員会でこう述べました。
「関わったとされる子どもたちが『おごってもらった。』と言っていることなどから、
 いじめという結論を導くのは 疑問 がある。」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170120/k10010847081000.html

ビックリしました。
この横浜市の教育界のトップにいるらしき人物は、
150万円払わされたこどもを守らないし、
150万円払わせたこども達も諭さないらしい。
「こんなん、たいした問題とちゃうやん。そやけど、お金だけは返しときや。」
と、あっさり幕引きです。
こんな無責任な大人達に教育されるこども達がかわいそうです。

確かに、教育長さんのおっしゃる通り、これはイジメではありません。
イジメなどという生易しいものではありません。
これは恐喝という、れっきとした「犯罪」です。
この教育長は無能で職務怠慢です。

これは、夜回り先生から聞いて同感したうる覚えの説ですが、
イジメというのはオフザケ以上犯罪未満のものです。
靴を隠すとか、机に落書きをするとか、のけものにするとか、
犯罪としてはまだ立件できにくいものをイジメと言います。
例え学校の中であろうが、職場であろうが、
殴ったり、盗んだり、強請ったりすれば、紛れなく犯罪です。

今回、学校の中で計150万円を親の目を盗んで持ってこさせたのは、
恐喝という犯罪です。
イジメなどという言葉でかたづけてはいけない犯罪です。
まして、イジメとも認めないなど、言語道断です。
今の学校にはこどもの犯罪を中に抱え込んで、
一緒に更正していくだけの能力はありません。
社会の規則に則って対応する方がよほどましです。

「ぼくら150万円おごってもらっただけやで。」と苦し紛れに言い訳をする小学生。
その言葉をこれ幸いと利用する、親や関係者の大人。
自殺せずにかろうじて生きることを選んだ被害少年の立派さと比べ、
なんとみっともない周りの風景でしょう。

こんなけじめのない事例を重ねて行くと、
本当に日本はダメな国になってしまいます。
犯罪を犯した子はかわいそうでも、庇うだけではいけません。
まかり間違えば被害少年は亡くなっていたかもしれないのです。
恐喝したこども達は反省して、被害少年の心の強さに感謝し、
親と共に罰を受け償いをするべきです。
そして、私たちは一度間違ったこども達も、
暖かく受け入れられる社会を常に用意しておく必要があります。











こないだ 「君の名は」 を観てきた

こども達がお勧めの話題作を、ジイサンが観てきました。
君の名は
数日の間に2作連続でアニメの作品を観たのですが、
下の「この世界の片隅に」はよかったと思い、
上の「君の名は」とても面白かった、そう思いました。

この世界 2

実は私は、実写映画が好きで、アニメはあまり好きではありません。
人間の心の動きが表情や動作で描けないからです。
なので、こどもや動物や妖怪が主人公である、一部のジブリ作品しか評価していませんでした。
それでもやはり、アニメでしか描けない世界、物語があるようです。
人間描写はもう一つでも、景色の美しさは素晴らしいものがあります。
これらの2作品でそれを感じました。
「この世界の片隅に」では、人間描写が淡々としているのが却って効果があったようです。

また、ありえない状況でもアニメなら平気で展開できます。
「君の名は」では、それを十分に楽しむことができました。
リズミカルな主題曲のように、爽快感を味わうこともできました。
やはり、新海 誠 原作・監督という才能と、
山田洋次監督に「真のプロデューサー」と言わしめた、
川村元気プロデューサーの感性と職人業が結び合った傑作です。

映画を観る前は、岸恵子と佐田啓二(中井貴一の父)の名作のタイトルを使うなど、
ルール違反で「なんだかなあ!」感があったのですが、
今は「しゃあないなあ。」という気分です。
何か大切なことを伝えてくれるのも映画。
現実を忘れ、2時間楽しい思いをさせてくれるのも映画。
やはり、映画はたくさんのスタッフの想いと技術が集まった総合芸術です。
過去から未来まで山ほどある傑作のうち、生きている間に何本出会えるか。
とりあえず、次は何を観に行こうか思案中です。




Appendix

プロフィール

日だまりのトラ猫      (加島 一正)

Author:日だまりのトラ猫 (加島 一正)
神戸の下町で20余年、ちっちゃな塾を営んでいます。
どんな子でも自立して社会に出れば、そこそこ幸せな生活ができる。そんな世の中にしたくて、こども達と学び会う今日この頃であります。
映画を見たり、珈琲を飲んだり、犬や猫を撫でること、それに商店街のぶらり歩きと、なにより食べることが大好きな、団塊世代のじいさんです。

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