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わが町の「下町芸術祭」 その3

最後にお気に入りの展示を紹介します。
ここも、すぐ近くの古い空き家が展示場になっています。

角野家 1

角野家 2

この家の持ち主は、同級生です。
団塊の世代の私たち同級生のほとんどは、住み慣れた町から散り散りに離れ、
この下町に残っている者はほんのわずかになりました。
彼も今は下町から離れ、神戸の東地区に住んでいるとのことです。
この家を建てた彼の父親は、関西のテレビ局の高名なディレクターでした。
この下町にしては立派な家も、一時荒れ放題だったそうです。
そこに若干手入れをして、今はこんな素晴らしい展示が居候しています。

角野家 3

角野家 4

この作品の作家は、意外にも若くてかわいい女性でした。
若い感性と古い落ち着いた家との融合は、なかなかいいものです。

他にもたくさんの場所で、心に残るいろいろな展示がありました。
「下町芸術祭」をやって下さった皆さんのご尽力に感謝します。
楽しませてもらって、ありがとうございます。
(おわり)

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わが町の「下町芸術祭」 その2

路地のあちこちで開かれている「下町芸術祭」。
隣の一角へ回りました。

下町芸術祭 4

奥まった小さな空き家の中が展示場です。

下町芸術祭 5 

外に出るとすぐ側の路地裏に「駒ヶ林水族園」(?)がありました。
ブルーシートが海だそうです。勿論オブジェは魚介&流木です。

下町芸術祭 水族館

そのすぐ隣には、「下町芸術祭」とは関係なく、近所のおばちゃんが手入れをしている、菊畑がありました。
おばちゃん、きれいな花をありがとう。

下町芸術祭 菊

(つづく)

神戸の商店街を歩いてみる(1) 「 大正筋商店街 」

私は人が歩くみち(途・未知)がすきです。
人がたくさん歩いた跡にできた、道がすきです。
その道の周りに人が住み、生活の場所となった路がすきです。
特に周りが店に囲まれた商店街が、大好きです。

大自然の中の広々とした道は素晴らしい。
林や森の中の細い道も、私をわくわくさせてくれる。
それでも一番好きなのは、ごちゃごちゃと人と道が交じり合う商店街です。
今年は小さな旅として、近くの商店街をたくさん歩いてみようと思い立ちました。
あまりお金と時間のかからない、手軽で健康的な旅です。
せっかくなので、カメラを持って写真旅行にでもしてみましょう。

004.jpg

まずは足下の「大正筋商店街」、中学校に毎日通った路です。
大正時代にできたこの商店街は、南北の中心の通りと数本の東西の通りとでなっており、
少しずつ廃れたといえども、大震災までは結構大きな商店群でした。
国道2号線に面して神戸デパートがあり、ダイエーもあり、勿論市場もあってあらゆる種類の店がならんでおり、買い物も外食もほとんどこの中で済ませることができていました。
子供の頃は、松竹と大映の映画館もありました。

005.jpg

今では、懐かしい店はここだけになってしまいました。
少しずつ年を取って、人口の流出によって少しずつ廃れていく途上にあった商店街の、
息の根を止めたのは、大震災による焼失と神戸市の非情でした。
再建できなかった店、再建しても次々と閉店に追い込まれた店。
残念ながら、今のこの商店街は私の愛した商店街とは姿を変えています。

007.jpg

それでも思うのは、そこに人が住み人が通る路があるのなら、前の商店街の姿と関係なく、
商店街が人であふれていた時代の記憶は、振り払ってしまい、規模も形も違う新しい形で、
人と路がまた交わり合える商店街ができる可能性はあると思っています。


わが商店街に、無常の風が吹き続く

今日は毎年恒例の神戸マラソンの日。
呼応してわが商店街でも音楽のイベントがあるようです。仕事場の窓からなにやら歌が流れ込んできています。
先週は海外料理の屋台で少し賑わっていた。私はタイ風焼きそばを食べました。
イベントを企画実行してくれる皆さん、いつも本当にご苦労様です。

DSC04918.jpg

024.jpg

それでも、わが商店街街には震災後から無常の風が吹いております。
正確に言えば、震災前から少しずつ静かに吹いていた風が、震災で突風となり、未だに吹き続けているというところです。
商店街を通る度に、長年開いていた店がいつの間にか閉まっていたり、数か月前に開店した店があっという間に撤退したり、様々な哀しい風景を目にしてきました。
今日も、閉店というポスターが私の目に刺さってきました。

021.jpg

66年間の洋品店の生涯、わたしの年齢と一緒です。
確かこの店には、私と同級生の女性が居たはず。他家に嫁いでいるとしても、自分と同い年の店が閉じるのを、彼女はどんな気持ちで迎えているのだろうか。感慨深い思いで、写真を撮ってしまいました。

と、もう2・3歩進んだところで、ここも店終い。なんだか、ため息が出てしまう。

022.jpg

私が愛したこの商店街は、こうやって少しずつシャッターが閉まり、いずれ商店街ではなくただの通路になってしまうのだろかと、しみじみ憂いています。
自然の川が用水路になってしまい、海に恵みを運ばなくなったように、多くの日本の道がただの通路だけになったとき、私たちは心豊かな生活を送れるのだろうか。
少し大げさにそんなことを考えてしまいました。

それが心配なら、それが嫌なら、商店街好きの自分でも何かすることがあるだろう。
自分にそう言い聞かせながら、今はただうろたえているだけの自分です。
あきらめて受け入れるものと、こだわって守りたいものの区別。
ここから考えて、何か始めなければ。



Appendix

プロフィール

日だまりのトラ猫      (加島 一正)

Author:日だまりのトラ猫 (加島 一正)
神戸の下町で20余年、ちっちゃな塾を営んでいます。
どんな子でも自立して社会に出れば、そこそこ幸せな生活ができる。そんな世の中にしたくて、こども達と学び会う今日この頃であります。
映画を見たり、珈琲を飲んだり、犬や猫を撫でること、それに商店街のぶらり歩きと、なにより食べることが大好きな、団塊世代のじいさんです。

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