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渡瀬恒彦さんを失った

ここ数日「森友学園疑惑」に目が離せませんが、
映画界にとって悲しい報が、突然入ってきました。
現存の男優の中で一番好きな、渡瀬恒彦さんが亡くなりました。

渡瀬 2

兄の渡哲也さんの映画界の重鎮扱いと違い、少し軽い扱いをされていましたが、
私にとっては、無頼の男を感じさせながら、はにかんだ笑顔が優しさも表す、
最も魅力的な存在感のある俳優でした。
非常に多くの作品に出演していますが、
私は極道ものだとか、オールスター大作は見ていません。
私の中で一番印象に残っているこれです。

セーラー服
渡瀬 1

そして、これです。

渡瀬 寅さん
渡瀬 3

渡瀬さんが醸し出すヤクザや流れ者の悲哀、演技以前の存在感に魅了されました。
特に「男はつらいよ」では、渥美清vs渡瀬恒彦という、
憧れの俳優同士の夢の共演が実現され、
恋敵である寅さんとの流れ者同士の会話シーンは、
名シーンとして今でも私の心に強く焼き付いています。

続く、この野村芳太郎の名作映画では、
大竹しのぶさんとのカラッとしたラストシーンが非常に印象的でした。

事件

こんな名優がTVの2時間サスペンスに出ているのが耐えられなくて、
十津川警部シリーズなどテレビのドラマは一切見ていません。
ホンモノのヤクザから、「最もヤクザらしい俳優」と言われ、
大原麗子さんと結婚するなどモテモテ男で、
芸能界で一番ケンカの強い男と恐れられた、
映画俳優 渡瀬恒彦。
今の時代にはなかなか見つからない骨太の男が、
また1人去って行きました。

合掌



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こないだ 「君の名は」 を観てきた

こども達がお勧めの話題作を、ジイサンが観てきました。
君の名は
数日の間に2作連続でアニメの作品を観たのですが、
下の「この世界の片隅に」はよかったと思い、
上の「君の名は」とても面白かった、そう思いました。

この世界 2

実は私は、実写映画が好きで、アニメはあまり好きではありません。
人間の心の動きが表情や動作で描けないからです。
なので、こどもや動物や妖怪が主人公である、一部のジブリ作品しか評価していませんでした。
それでもやはり、アニメでしか描けない世界、物語があるようです。
人間描写はもう一つでも、景色の美しさは素晴らしいものがあります。
これらの2作品でそれを感じました。
「この世界の片隅に」では、人間描写が淡々としているのが却って効果があったようです。

また、ありえない状況でもアニメなら平気で展開できます。
「君の名は」では、それを十分に楽しむことができました。
リズミカルな主題曲のように、爽快感を味わうこともできました。
やはり、新海 誠 原作・監督という才能と、
山田洋次監督に「真のプロデューサー」と言わしめた、
川村元気プロデューサーの感性と職人業が結び合った傑作です。

映画を観る前は、岸恵子と佐田啓二(中井貴一の父)の名作のタイトルを使うなど、
ルール違反で「なんだかなあ!」感があったのですが、
今は「しゃあないなあ。」という気分です。
何か大切なことを伝えてくれるのも映画。
現実を忘れ、2時間楽しい思いをさせてくれるのも映画。
やはり、映画はたくさんのスタッフの想いと技術が集まった総合芸術です。
過去から未来まで山ほどある傑作のうち、生きている間に何本出会えるか。
とりあえず、次は何を観に行こうか思案中です。




戦争の悲しみを描く名作がまた1つ。それでも、・・・

話題作を見に映画館へ行ってきました。
「この世界の片隅で」です。

この世界の片隅で

市井にひっそりと住む人々にも襲いかかる戦争の悲惨さが、
被害者の悲しみが、しみじみと心に伝わってきます。
戦争を描く名作が、また1つ誕生しました。
「はだしのゲン」や「火垂るの墓」と同じように後世に遺されていくと思います。

小学校の教科書にも「ちいちゃんのかげおくり」という名作が載っています。
戦争と空襲で家族を亡くした小さな少女がひっそりと亡くなっていく、
とても切ないお話です。

しかし、私にはこのお話について語っていた、
故小田実さんの言葉が忘れられません。
「日本には戦争被害を描いた素晴らしい作品は多いけれど、
戦争加害者としての日本を描いた作品があまりにも少ない。」
確かこんな内容だったと思います。

日本の被害は、加害があっての被害です。
日本による被害国(中国・朝鮮・アジア)と、
日本への加害国(アメリカ)は違うけれど、
先の戦争は、加害がなければ被害はなかったはずです。
「この世界の片隅で」ささやかに暮らす人々はどこにでもいました。
日本は他の国の片隅の暮らしを破壊し、
その結果自分の国の片隅の暮らしを破壊された。
戦争の悲しみを描いた秀作を見るにつけ、
戦後70年経っても、日本の加害の実体を正面から描く、
腹を据えた骨太の作品がほとんどないのを残念に思います。

ならば、自分がそんな作品を描けばいいではないかという話ですが、
ここには才能と努力が必要です。
手も頭も届きません
ただ、いつかはそんなことに関わることができればと、
大胆な事を妄想している、今日この頃です。






映画「怒り」は、お腹に応える

時々、映画館できっちりと映画を観たいと思う。
映画で育ってきた私には、
大きな画面と大音響でないとやはり物足りない。
このポスターを観て、絶対に観に行くと決めた。

怒り ポスター

豪華キャスト
【千葉編】 渡辺謙、宮崎あおい、松山ケンイチ、池脇千鶴
【東京編】 妻夫木聡、綾野剛、高畑充希、原日出子
【沖縄編】 森山未來、広瀬すず、佐久本宝(オーディション)
【刑事】 ピエール瀧、三浦貴大
そして、李相日監督、吉田修一原作の「悪人」コンビ。

実は、これだけの条件が揃うと、
私としては、期待が裏切られるのではないかといつも不安なのです。
今回は・・・、
裏切られずによかった。うん、見応えのある作品でした。
やはり熱のこもった映画は面白い。
ただこの映画、作品の中にあふれる、
「悲しみ、痛み、不信、後悔、怒り」の感情がこちらに伝わりすぎて、
お腹に残ってなかなか取れません。
かろうじて、ほっとして終わるエピソードもあったので、
帰ってから昼ご飯を食べることができました。
それでも、観たのは少し前なのですが、
未だにどこかのワンシーンが急に浮かんできたりします。
1つだけケチをつけるとすれば、
森山未來の人格やら行動に、なかなか入り込めなった、
それぐらいです。

やっぱり映画は大画面で観るに限る。
テレビドラマなんて、足下にも及びません。
ただ、もしかすると原作の方がもう一段おもしろいのかもしれませんが、
映画好きの私は、映画で十分。
原作は読まないことにします。
どっしりした映画が好きな方、お勧めします。




大橋 巨泉さんまでも

大橋 巨泉さんも逝ってしまった。
永六輔さんの追悼番組がまだ続いている中で。
ご遺族のお話によると、永六輔さんが先に逝ったことを伝えなかったとのこと。
あちらの世界で思わず親友に出会えて、お二人は喜んでいることでしょう。
それに引き替え、こっちの世界は寂しいです。
私たちの心を楽しく豊かにしてくれた人たちが、次々にいなくなりました。
この分では、黒柳徹子さんには100歳以上生きてもらわなければなりません。

とっくに逝ってしまった前田武彦さんと大橋巨泉さんの伝説的番組、
「ゲバゲバ90分」の写真がなつかしい。

ゲバゲバ2

巨泉さんが「11PM」でTVデビューしたころ、
私はこの遊び人風の東京のおじさんは好きではなかった。
「教えてやろう。」と言わんばかりの物言いにもなじめませんでした。
しかし、その多彩な才能には敬意を表していました。
軽いノリ口から飛び出したデマカセが大ヒットCMになったりしました。



歳を取ってから、少し物腰が柔らかくなった巨泉さんはいい感じでした。
「人生は楽しまなくては」と教えてくれたのは巨泉さんです。
悠々と海外で暮らしながら、たまに日本に戻って鋭い言説を聴かせてくれる巨泉さんは、
とても魅力的な人生の先輩です。
民主党から立候補して当選し、すぐに怒って辞めてしまったのも、
巨泉さんなら笑って共感できるエピソードです。
民主党→民進党の始末は、私たちにお任せ下さい。

そんな巨泉さんが遺言として残された言葉。
「安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい。」
これからもこの言葉をしっかりと心に刻んで、バトンを受け取ります。

Appendix

プロフィール

日だまりのトラ猫      (加島 一正)

Author:日だまりのトラ猫 (加島 一正)
神戸の下町で20余年、ちっちゃな塾を営んでいます。
どんな子でも自立して社会に出れば、そこそこ幸せな生活ができる。そんな世の中にしたくて、こども達と学び会う今日この頃であります。
映画を見たり、珈琲を飲んだり、犬や猫を撫でること、それに商店街のぶらり歩きと、なにより食べることが大好きな、団塊世代のじいさんです。

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