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花紀京さん、エンタツさんの待つ彼岸へ

吉本新喜劇の花紀京さんが亡くなったと報道がありました。
久しぶりになつかしいお名前を聞きました。
寂しいです。ご冥福をお祈りします。

花紀京さんが吉本新喜劇に出なくなってから、ずいぶん経ちました、
私はそれ以来、吉本新喜劇のテレビ放映を見なくなりました。
花紀京さんの芸が好きでした。
盟友の岡八郎さんとの掛け合いは、芝居の中の独立した漫才のような感じで、
花紀京さんのとぼけた台詞は、何とも言えない飄々としたいい味を出していました。
一時はお二人で漫才コンビを結成したこともありました。
勿論、私のお気に入りの漫才コンビでした。

花紀、岡
(左:花紀京、右:岡八郎)

今の吉本新喜劇は、どうもギャグやらアクションが多いような気がして、
私のような話芸が好きなジイサンには騒がしくて好きになれません。
また、最近のテレビでは、漫才やコントは1分足らずしか出演できなかったり、
芸人が芸ではなく私生活や楽屋話を披露するのがお笑いの主流になったりで、
テレビでお笑い番組を見ることはほとんどありません。
もうテレビは、芸人の芸を荒れさせて使い捨てるだけで、
育てる気などさらさら無いようです。

従って、私の一番好きな芸人と言えば、古い古い芸人になります。
実はそれは、横山エンタツさんです。
言わずと知れたしゃべくり漫才の元祖で、花紀京さんのお父さんです。
勿論生で見たことはありません。
それでも、阪神・巨人、やすし・きよし、いとし・こいしという、
私の好きな漫才師を押さえて、一番好きなのはエンタツ・アチャコです。

エンタツ
(左:エンタツ、右:アチャコ)

花紀京さんにも受け継がれた、エンタツさんのとぼけた味と会話の妙味は、
しゃべくり漫才がエンタツ・アチャコによって生まれてから今まで、
他の漫才師の誰にも越えられていません。
エンタツさんは私の中で、漫才界のレジェンド(伝説)です。

私から見れば、花紀京さんは偉大な父を持ちながら、控えめな芸能活動だったと思われます。
もっと積極的に芸能界に出しゃばっていれば、今以上の大きな足跡を残したかと思われます。
ただ、今は知る由はありませんが、ひょっとすれば、
偉大過ぎる父を持った苦悩が、花紀京さんにはあったかもしれません。

花紀京さん、たくさん笑わしていただいてありがとうございました。


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松岡修造氏のお言葉と、うらやましいほど素直なこども達

今日のお昼ご飯、ぼおーっとテレビを眺めておりましたら、
どこかのちょっと大きな学習塾の風景が映っていました。
松岡修造氏の日めくりカレンダーが現在大好評で、
この塾でも、各教室に教訓としてこのカレンダーを掲げているとのことです。
そして、小学校高学年か中学生らしき子達が映され、
いつも松岡氏の言葉に励まされると、うれしそうに言っていました。

松岡修造calendar

へー、こんなこんな単純な言葉でこども達を励ますことができるのだ。
へー、こんな紙の上の印刷文字が真っ直ぐにこども達の心に届くのだ。
何ともうらやましい。
私などは毎日の塾で、
どうやったらこども達に自分の言葉が届くのか、
どうやったらこども達の本心の言葉が聞けるか、
毎日四苦八苦です。

さすが、実績のあるスポーツマンには叶いません。
どんな時でも前向きに語れる精神力には叶いません。
私などは、例え相手がこどもであっても、自分が正しいと思っている事であっても、
教訓を垂れるような言い方は、恥ずかしくてできません。
満面の笑顔で、テレビやカレンダーで自信満々に自説を垂れる松岡修造氏には、
ただただ敬服するばかりです。

ただ、気になったのは松岡氏を礼賛するこども達です。
そんなに素直に、文字の意味だけを無条件に吞み込むだけでいいものかと。
言葉は、誰がいつどんな時に発した言葉か、受け手がいつどんな時に受け取ったか、
それによって変わってくるものです。
無条件な素直さには、少し不安を感じてしまいます。

私の小さな塾にも、素直な子もいれば、一筋縄ではいかない子もいます。
すぐに「はい」や「ごめんなさい」が言えない子や、
私の言葉を理解してくれていても、ひねくれた返事しか返さない子もいるし、
誉めてあげても素直に受け止めようとしない子もいます。
思春期・反抗期の子は元々ややこしいものです。

でも、私はそんなややこしい子達が可愛くて仕方ありません。
素直に抵抗なく何でも吞み込んでしまう子よりも、
訳も分からなく逆らってしまう子とか、自分を素直に表現できない不器用な子とか、
あちこちにぶつかりながら成長する子が好きです。

以上、単なるのろけになってしまいました。

ところで、松岡修造氏カレンダーの言葉で、
「崖っぷち、だーい好き」と書いてありますが、
これは本当の崖っぷちに立ったことない人の、本当にお気楽な言葉ですね。
これがこの人の芸風なのかもしれないけれど。

Appendix

プロフィール

日だまりのトラ猫      (加島 一正)

Author:日だまりのトラ猫 (加島 一正)
神戸の下町で20余年、ちっちゃな塾を営んでいます。
どんな子でも自立して社会に出れば、そこそこ幸せな生活ができる。そんな世の中にしたくて、こども達と学び会う今日この頃であります。
映画を見たり、珈琲を飲んだり、犬や猫を撫でること、それに商店街のぶらり歩きと、なにより食べることが大好きな、団塊世代のじいさんです。

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